2003年4月30日 午後6時配信
豪快・爽快 炮烙(ほうらく)割り
壬生寺

 重要無形民俗文化財・壬生狂言の春の公開が4月21日〜29日まで、京都市中京区の壬生寺で開催され、ゴールデンウィーク期間中とも連日重なり大勢の人で賑わいました。
 現代風パントマイムと言うと、値打ちのない表現になってしまいますが、鎌倉時代に、円覚上人が融通念仏の教えをわかりやすく庶民に伝えた際の身ぶり手振りをルーツとする無言劇がこの壬生狂言です。軽妙で比較的単調な「カンデンデン」のはやしが大念仏堂に響き、見るものを、狂言の世界に引き込みます。
 連日、午後1時から1時間ごとに「炮烙割り」など5演目が演じられ、滑稽で愛らしい演者のしぐさに客席は和やかな笑いに包まれていました。クライマックスに近づき炮烙が、舞台の淵に高く、演者の顔が見え隠れする位置まで積み上げられると、客席はざわざわと騒ぎ始め立ち上がったり背伸びをしたりと、今か今かと、数百枚の炮烙が割られるのを待ち構えていました。炮烙が豪快に割られると、大きな歓声が沸き起こり客席からは、拍手がなり続けていました。
豪快・爽快 炮烙(ほうらく)割り
ところ 壬生寺(京都市中京区)
交通 阪急「大宮駅」下車、徒歩10分
    市バス「壬生寺道」下車、すぐ