2007年6月11日 午前11時配信
和泉式部忌法要
誓願寺



 中京区の新京極にある芸道上達、女人往生の寺として親しまれる誓願寺において10日、和泉式部忌法要が営まれ、本堂内は「南無阿弥陀仏」と念仏を唱える声が響き渡りました。平安時代の女流歌人和泉式部が娘に先立たれた悲しみのあまり、各地をお参りして、最後に誓願寺で念仏を唱えて出家されたことにちなんで同寺では毎年6月初旬の日曜日に和泉式部忌法要が営まれています。
 午後1時30分より法要が厳かに営まれた後、謡曲『誓願寺』が奉納されました。世阿弥の作と伝えられている謡曲『誓願寺』は、和泉式部と一遍上人が誓願寺の縁起と霊験を物語ります。和泉式部が歌舞の菩薩となって現れることから舞踏家の間に和泉式部信仰が生まれ、能楽など芸能の世界の人々の信仰が厚くなりました。これが、「扇塚」に芸道上達を祈願して扇子を奉納することにつながっています。
 誓願寺は浄土宗西山深草派 総本山で、飛鳥時代に天智天皇の勅願により創建されました。始めは奈良にありましたが平安遷都の際に京都に移り、その後、豊臣秀吉により現地に移されました。ご本尊は阿弥陀如来像です。

和泉式部忌法要
ところ 誓願寺
(中京区新京極通三条下る)
とき 6月10日(日)午後1時30分〜
URL http://www.fukakusa.or.jp/
交通 地下鉄東西線「市役所前」駅下車、南へ徒歩5分