きょうのきょう ―今日の京―

2012年7月25日 午後1時配信
安楽寺で鹿ヶ谷カボチャ供養


メイン写真
サブ写真  「中風まじない鹿ヶ谷カボチャ供養」が今日25日、左京区鹿ヶ谷の安楽寺で営まれ、参拝者に煮炊きした鹿ヶ谷カボチャが振る舞われました。朝から蒸し暑い日となりましたが、多くの参拝者が訪れ、ホクホクのカボチャを美味しそうにほおばっていました。
 鹿ヶ谷カボチャ供養は、今から約240年ほど前の住職であった真空益随上人(しんくうやくずいしょうにん)が、ご本尊の阿弥陀如来から「夏の土用の頃に鹿ヶ谷カボチャを食すると中風にならない」とお告げを受け、以後、毎年7月25日に日を決め、行われるようになりました。
 鹿ヶ谷カボチャはひょうたんの形をしたカボチャで、江戸時代から作られている京の伝統野菜のひとつです。標準的な品種と比べ、栄養価が高く、高血圧などの成人病の予防に有効な成分を多く含んでいるそうです。
 また、虫干しを兼ねて、掛け軸など宝物も特別公開されました。

安楽寺で鹿ヶ谷カボチャ供養
ところ: 住蓮山 安楽寺(左京区鹿ヶ谷御所ノ段町)
とき: 7月25日(水)
交通: 市バス「真如堂前」下車