きょうのきょう ―今日の京―

2012年8月31日 午後1時配信
下鴨神社 休憩所さるやの鴨の氷室の氷


メイン写真
サブ写真  下鴨神社の境内に昨年5月にオープンした休憩所「さるや」。葵祭の日に食べる習わしとなっていた申餅(さるもち)が昨年140年ぶりに復元され、今や下鴨神社の名物となっています。
 厳しい残暑が続くいまは、参拝者は糺の森の木々を眺めながら「鴨の氷室の氷」をおいしそうにいただいています。
 鴨の氷室の氷の説明が次のように書かれていました。「下鴨神社大炊殿(おおいどの)の氷室は、冬の新鮮な雪を、夏まで糺の森に保存しておく所のことです。京の真夏の伝統行事、下鴨神社氷室神事は、氷の朔日(ついたち)とも呼ばれ、氷を宮中へ献上したり、氷室開き神事で無病息災を祈願し、 氷を口にしてお祓いをしました。「さるや」では、古事にならい、暑い夏を平穏無事にお過ごし願いたいと、初雪のような純白の氷をかき、「鴨の氷室の氷」を再現しました。」

下鴨神社 休憩所さるやの鴨の氷室の氷
ところ: 下鴨神社 休憩所さるや(左京区下鴨泉川町)
交通: 市バス「下鴨神社前」下車