
社殿は、伊勢神宮と同じ唯一神明造りです。高欄に据えられた五色の座玉(すえたま)は、伊勢神宮と籠神社にしか見られないもので、神社建築史上、特に貴重なものとされています。宝物の宮司家の系図は現存する日本最古の系図として国宝に指定されています。
また、鎌倉時代作と伝わる重要文化財の狛犬2基は、石造狛犬として日本一の名作といわれています。伝承によると、作者の一心で魂の入った狛犬が天橋立の松林に出現して、参拝者を驚かせていました。そこで、剣豪岩見重太郎が刀で狛犬の脚を切断したところ、出現しなくなり、魔除の狛犬といわれています。