きょうのきょう ―今日の京―

2012年12月25日 午前12時配信
このほど発見された聚楽第の石垣
一般公開


メイン写真
サブ写真  聚楽第跡の発掘調査でこのほど、聚楽第本丸の南端に長さ32mにわたって石垣が検出されたと京都府埋蔵文化財調査研究センターにより発表されました。24日は石垣が一般公開され、寒空のもと大勢の人々が見学に訪れました。
 安土桃山時代末期に豊臣秀吉が建てた政庁兼邸宅 聚楽第は、徹底的に破壊されたと伝わっていましたが、今回の調査で石垣が見つかりました。石垣は自然の石をそのまま使い当時としては最高峰の技術で積まれていたということが伺えると説明の方が話されていました。石垣は東に行けば行くほど大きい石になっていき、本丸主軸線から見て、見映えを意識して大型の石材を選んだそうです。
 石垣の裏込めに用いられた石「栗石(くりいし)」や、本丸南堀で出土した金箔瓦も見ることができました。

このほど発見された聚楽第の石垣 一般公開
ところ: 聚楽第跡(上長者町通裏門東入ル)
とき: 12月24日(月)
交通: 市バス「堀川中立売」下車